実施報告:第14回 伝統に遊ぶ あなたも小粋な趣味人に 自然をうつす 苔盆景づくり入門 体験会

8 月26 日、苔盆景作家の足立隆弘先生をお迎えして、第14回 伝統に遊ぶ あなたも小粋な趣味人に 自然をうつす苔盆景づくり入門体験会を開催しました。

昨年ご好評をいただいた苔盆栽づくりに続いて、今年は「苔盆景」づくりに挑戦です。

 

足立先生がトレードマークの帽子をサッとかぶると、レクチャースタート。

先生の苔盆景は、通常の盆景に多く使用する石や小物などは極力使わず、苔や川砂のみで景色を表現します。

 

今回は2種類の苔を、先生いわく、“お弁当スタイル”で、一人分ずつパッケージしたものをメインに、その他、いろんな種類の苔を、“ビュッフェスタイル”で、自由に選んでいただきます。

水盤は、先生がこの日のために特注されたオリジナル。水盤の色は、先生お手製のくじ引きで決めていただくというお楽しみもありました。

 

先生のユーモア溢れるレクチャーを聞きながら、まずはステップ1。

土台として鹿沼(かぬま)土を水盤に入れます。平野は平らに敷き、山には多目に盛ります。

鹿沼土は、粒状の軽石なので、スプレーで水をたっぷりかけて、転がらないようにして形を整えます。

 

ステップ2

鹿沼土の上に腐葉土をのせて、しっかり押さえます。

山を形づくる時は、水盤の高さの3~4倍の高さにすると見栄えが良いとか。

 

ステップ3

腐葉土の上に苔をのせていきます。

山にはこんもりと。平野なら少し押さえると平面的になります。

川や海など、水を表すには川砂を敷きます。

水盤に沿って、周りをヘラ状のもので押さえて整えると完成です。

 

美しく自然な景色を作るには、目線と流れも大切です。

水盤を机に置いて作っていると、上から見下ろすことになります。

実際に山の景色を見るように、時折、水盤を目の高さに持ち上げて見て、イメージ通りにできているかを確かめます。

 

川を作る時は、水の流れる方向を考え、奥を高めにすることで、川の流れが見えてきます。

 

テーブルを回りながら、一人ずつ手直しをしてくださる足立先生。

すっと苔を足したり、指で砂を整えたり、先生の手にかかれば、景色が一変。これぞ足立マジック!?

みなさんも先生の手元に釘付けです。

 

また、昨年同様、足立先生も所属されている箕面山野草の会の清田会長をはじめ、アシスタントとして中辻さんと柳沢さんにもご参加を賜り、ご指導いただきました。ありがとうございました。

10月14日(土)15日(日)には、『秋の箕面山野草の会』と題した展示会が、箕面文化・交流センター地下1階の市民ギャラリーで開催されます。

足立先生の本流である大きな作品も出展されますので、ぜひおでかけください。

自分の思うように、頭の中に浮かぶ景色を作るのが“足立流”。

そんな足立流にならった、個性的で素敵な景色の数々。

暑い夏の日、足立先生の笑顔と、みずみずしい苔の緑に癒されました。