「倉橋みどりさんからのメッセージ」

いままで世界が体験したことのない日々が続いています。

こんなときに、俳句を読むこと、詠むことが何の役に立つのか。俳人たちは自問自答していると思います。

私もずっと考えています。

世界がこうなる前－－ついこないだのことのような、遠い昔のような気がしますが－－、子どもたちや大人のみなさんに俳句を教えるとき、「俳句をかじっていれば、バスや電車の待ち時間も苦にならなくなります。たとえ無人島に流されても退屈しませんよ。一句詠もう、いや、過去の自分の一句をああでもないこうでもないと考えていれば、あっという間に時間が過ぎます」とよく言っていました。

いま、私たちはいつまで続くかわからない一種の「待ち時間」の中にいると思います。

こんなときこそ、俳句をかじっている私もみなさんも一句でも二句でも詠みましょう。

過去の一句をああでもない、こうでもないと推敲しましょう。そして、芭蕉や蕪村の名句に触れてみましょう。

俳句は短い、それゆえに軽やかな詩です。大好きな一句は、こころに留めることが容易です。毎朝思い出すことも苦になりません。

そして、俳句に限らずですが、言葉は「窓」です。

真っ白な壁にも暗闇にも、言葉で風を吹き込むことができ、だれかに声をかけることかけられるきっかけになり、風景を楽しむことができるようになります。

言葉を、俳句という詩に織り上げ、その窓を自分らしく、あなたらしく飾りましょう。

とくに、私たちがすでにたくさん知っている季語は、先人たちが磨き上げてきた言葉の宝石です。ありがたいことに季語は著作権フリーです。好きなものを自由に使って、こころの窓を彩りましょう。その窓を見て、自分自身も、そして誰かも、うれしくなったり、元気がでたり、あ、ちょっと真似してみようかと思ってくれたら幸せですね。

俳句はわたしと誰かの「小さな幸せ」を創る方法だと思います。

▼倉橋みどりさんの「みのおてならい体験会レポート」は、下記からご覧ください。

・2016年6月：第 3 回 季をことばに-暮らしに詩ごころかんたん-やさしい俳句入門

・2018年4月：第20回 花はさくら 千年の想いゆかしき ことばでお花見 春をことほぐ俳句入門 体験会

開催日時：2020年 5月10 日（日）より開始　

毎週日曜日13:00～14:00

＜いのち輝く一句に出会う～各回テーマ＞

5月10日（日）第1回「花と樹」

5月17日（日）第2回「風と雨」　

5月24日（日）第3回「山と海」　

5月31日（日）第4回「いきもの」

6月  7日（日）第5回「家族」　

6月14日（日）第6回「恋」　　

準備物：

・Wi-Fiなどの通信環境

・インターネットで動画閲覧できる機器（パソコン、スマホ、タブレットなど）

参加費：

・1回の参加費 500円

・全6回分参加費一括払い 3,000円

※各回ごとにご参加いただけます。

※全回参加を希望される方は一括でお支払いください。また複数回参加を希望される方は参加の日程をお知らせください。お支払いは回数分一括ですと振込手数料・オンライン決済手数料を最小限に抑えていただくことができます。

※お預かりした全参加費は、カルチャー支援として講師にお贈りします。

＜オンラインで参加される方へ＞

・開催にあたってはオンライン動画通信アプリZoomを使用します。

・Zoomで閲覧するだけなら、アカウント設定・登録は必要ありません。 

・入金確認後にお送りするメール記載の招待URLをクリックするか、ZoomアプリにてミーティングIDとパスワードを入力してご参加いただけます。

・Zoomのテスト配信を予定しています。接続に不安のある方はご参加ください。詳細はご希望の方に追ってご案内いたします。　　

＜会場で視聴参加される方へ＞

・会場は、箕面市内の生涯学習施設を使用いたします。

今回の開催場所は箕面市立西南生涯学習センターです。

※阪急宝塚線 石橋駅徒歩15分／箕面線　桜井駅徒歩10分

〒562-0045 大阪府箕面市瀬川3丁目2-5

TEL 072-723-5222

https://goo.gl/NB3Lhy

お申し込みいただくと、minohjuku@gmail.comからメールをお送りします。

詳しい参加方法をご案内いたしますので、必ず、こちらからのメールアドレスを受信できるように設定してからお申し込みください。