実施報告:デッサンからはじめる500色の色えんぴつ画 光とかげに出会い直す アートの基本形を描く 体験会【2回目】

8月10日(土)、画家のホシ ミサさんを講師にお迎えして「デッサンに色を重ねる~デッサン&500 色の色えんぴつ画ー光とかげに色を重ねる」を開催しました。

今回は、7月に始まった3回シリーズ体験会(第33回 デッサンからはじめる500色の色えんぴつ画 光とかげに出会い直す アートの基本形を描く 体験会)の第2回目。初参加の方はリンゴのデッサンを、前回から引き続き参加されたみなさんは、花瓶に飾られた植物のデッサンからスタートです。

 

まずは構図を決めます。
ガラスの花瓶には、ホシさんがご自宅のお庭で育てたぶどうやミモザ、ムラサキシキブ。両手の親指と人差指で四角い枠をつくって、あれこれと構図を考えるみなさん。ホシさんからは、花瓶と机の接点は入れるようにして、上や横を切る方がおさまりがいいというアドバイスがありました。

 

モチーフの植物は、葉や実の形や色、質感がそれぞれ異なります。その違いを、まずはデッサンで描き分けられるように、前回のレクチャーを思い出しながら、光とかげを見つけて描いていきます。

 

デッサンが終われば、いよいよ色えんぴつで彩色。

500色ともなれば、同系色の中にも明度の違う多彩な色があります。これを活かして、今度は色えんぴつのトーンで光とかげを描き分けます。

 

緑の葉っぱの中にも、黄色や赤や紫など、いろんな色素が含まれています。いろんな色を発見して重ねていくことで、豊かな緑になります。

「やりすぎかなと思うぐらいでも大丈夫」というホシさんの言葉に背中を押され、様々な色を塗り重ねていきます。

 

そんなみなさんの様子に「息をしているかなというぐらい集中されてますので、ちょっと休みましょう」とホシさん。みなさんも思わず笑ってしまい、一気にリラックス。他の方の作品を見学したり、お茶を飲んだり、ホッとひと息。リフレッシュした後は、限られた時間の中で、バランスよく完成度を高めるためのポイントなどを教えていただき、いよいよ仕上げに入ります。

 

モチーフが増えると難しく感じるものですが、ある参加者の方からは「思うようにならないから楽しい」との声も。最後まで一心に作品に向き合うみなさんは、どんどん色えんぴつ画に魅了されていくようです。

 

こうして完成した作品を並べると、自然と拍手がおこり、恒例の鑑賞会が始まりました。

 

ダイナミックな作品、繊細な作品、こだわりの構図や、独特の世界観…。初参加の方のデッサンも、果実味が感じられる美味しそうなリンゴに。個性溢れる作品を前に、生命力があって素晴らしい!鳥肌がたっていますと、大絶賛のホシさん。

 

次回は、また違ったモチーフをご用意いただけるとのこと。さらに素敵な作品に出会える予感に、期待も高まります。
色えんぴつ画の体験会は、今後も企画して参ります。次回のみの参加も可能ですので、まずはデッサンから始めてみませんか?

9月14日(土)  「思いをカタチにする~デッサン&500 色の色えんぴつ画ーより完成度の高い作品づくり」
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