実施報告:第34回  サワディ カー ! 微笑みの国 はじめてのタイ料理 作ろう 食べよう ヘルシーで香り豊かなアジアごはん 体験会

8月24日(土)、箕面の邸宅タイ料理レストラン「ARTIST プリック」オーナー&シェフの北野和枝さんを講師にお迎えして、

「第34回 サワディ カー ! 微笑みの国 はじめてのタイ料理 作ろう 食べよう ヘルシーで香り豊かなアジアごはん体験会」を開催いたしました。

今回のレシピは、ペーストから手作りする「グリーンカレー」と、近頃流行りのタイのハーブティー「バタフライピー」です。

 

北野さん曰く、辛味・甘味・酸味・塩味にハーブが加わることで、重層的で繊細な味わいをもつタイ料理。まずは、そんなタイ料理の特徴やタイの食文化、タイ語の料理名や、スパイスのお話などをレクチャーいただきました。

 

北野さんのオリジナルレシピをひと通りご説明いただいた後は、バタフライピーティーのデモンストレーション。

天日干ししたバタフライピーの花にお湯を注ぐと、爽やかなブルーのハーブティーに。そこにレモンを入れると、アメジストのような薄紫色に変化します。その瞬間をカメラにおさめながら「きれい♪」とつぶやく声も聞こえてきます。

 

続いて、各テーブルごとにペースト作りをスタート。タイの石うす「クロックヒン」を使って、様々なハーブやスパイスを潰していきます。

これがなかなかの重労働。今回は、男性の方々もご参加いただいているので心強い限り。とはいえ、これが今回のメインイベントともいえる作業。みんなで協力しながら、順番に体験していただきました。コンコンと大きく力強い音が響く中、アジアンな香りが漂い始めます。

 

ペーストができあがってきたら、グリーンカレーの準備。

タイではフレッシュなココナッツミルクを使いますが、日本では手に入らないので、缶入りのものを使います。

ココナッツミルクは、油分と水分をしっかり分離させるのが大切という北野さん。ここで水分と固形分に分けておきます。鶏肉や野菜などの具材を切って、準備が整ったら北野さんの調理を見学。油をひいた鍋に、みなさんの作ったペーストを入れると、スパイスの香りが立ちのぼり、思わず「おぉー」という声が。

 

固形分のココナッツミルクを入れると、分離した油分にグリーンの色が移っていきます。この油分に色と香りを移すことがおいしさの秘訣。鍋を囲んで、みなさん興味津々で覗き込みます。

 

鶏肉を入れて、ココナッツミルクの水分をあわせておいた鶏がらスープを少しずつ加えると、ココナッツミルクのほんのり甘い香りが……。ナンプラー等、香辛料や香草、具材を入れて火が通れば出来上がり。

いよいよグループごとに、北野さんに教わったコツを思い出しながら、和気あいあいとカレー作り。おいしそうな香りが部屋いっぱいに広がり、ついに完成。

 

みのおてならいからは、タイの国花「ラーチャプルック(ゴールデン・シャワー)」をあしらった、オリジナルのランチョンマットをご用意。できたてのグリーンカレーとジャスミンライス、目にも爽やかなバタフライピーティーを並べて、お待ちかねのランチタイムです。

ペーストから手作りしたグリーンカレーの味は格別で、タイ料理好きの方はもちろん、グリーンカレー初体験の方も大感激。北野さんを囲んで、食事も会話も楽しく進みます。

食後は、北野さんがご用意くださったスライドを見ながら、タイをプチトリップ。チェンマイ寺院や市場に茶畑、美しい夕焼けにお祭り風景。タイに行くと、いつも元気がもらえると仰る北野さん。参加者の中にも、タイを訪れたことがある方が多いとわかり、思わず笑みがこぼれます。

暑さも残る夏の一日、五感でタイを感じる、おいしく貴重な体験ができました。

みなさまも、箕面でタイの“口福”に出会ってみませんか?