【終了】第6回 みのおてならいコンサート「樋上眞生ピアノリサイタル Reborn」ラフマニノフ生誕 150 周年記念年

リボーン。音楽は、いつも生まれ変わりの機会をさずけてくれるから。


アーカイブ視聴の受け付けは終了しました。


みのおてならいコンサート

樋上眞生ピアノリサイタル Reborn の開催にあたって

はじめて樋上さんをお迎えした演奏会から6年が経った。

1回目はジストニアの発症に絶望を背負い、「右手のピアニスト」として再起を決めた 2016年から演奏活動を再開して間もない2017年の5月。そして2回目は2020年、コロナ禍で演奏家が軒並み舞台を失った年だった。あれからまた3年の月日が流れ、3回目となる演奏会の申し入れを考えていた昨年末、左手の回復を見た樋上さんから歓喜に満ちた演奏会への誘いが届き、待ちにまったその日の朝、演奏会中止の連絡が入った。左手の運びが上手くいかないという。打ちのめされている 樋上さんを想うとことばを失った。

多くのひとはピアノ弾きが片手とは想像しない。私は樋上さんの演奏をはじめて耳にしたとき、音のみを目隠しで聴いていた。そこには右とか左とか、両手だとか、そういった状況とは関係なく、これは何?この魂をゆさぶるような音色は!という驚きしかなかった。そして、その思いは今も変わることがない。あれから6年が過ぎた。コロナで止まっていた時計の針も動き出しつつある。そして、いま、世界はダイバーシティー&インクルージョンを不断に謳う。すべてのひとが違いを認めあい活躍する社会と新時代の到来を、私たちはスポーツは もちろん、芸術世界においても目の当たりにしている。キリスト教の「洗礼」ではないけれど、私たちは、ときに音楽に心洗われ、新しい生命を与えられた思いになる。タイトル「Reborn リボーン」にはまさにそういった思いを込めた。 それらは「感動」といってもいい。時代もこうして生まれ変わる。樋上さんの個性がまるごと輝く演奏会を催したい。

その音色に触れる私たちもRebornのときを今回もまた共に迎えたいと思う。

みのおてならい主宰

福住めぐみ


 

日   時:2023年6月18日(日) 14:30開演(14:00開場)

会   場:箕面市立メイプルホール・小ホール/箕面市箕面5-11-23 

 

演奏会開催特別協力金 

おひとり1,500円/ペア申込2,800円

全席指定席各回100名様先着順 

 

演奏会にご参加いただくには、事前のお申し込みが必要です。

アーカイブでのご視聴は 1,000 円の協力金を申し受けます。 

※お席は選べません。みのおてならい事務局におまかせいただきます。

※入場時に手指のアルコール消毒ならびに検温のご協力をお願いいたします。計測結果によっては、ご入場をお断りする場合がございます。

※未就学児の入場はご遠慮ください。

※お預かりした協力金はウクライナ支援を含む運営費以外を演奏者にお贈りします。

※このコンサートは、関西元気文化圏推進協議会と文化庁が推進する「関西元気文化圏参加事業」として認定されました。▶


プログラム program

J.S. バッハ=樋上眞生編曲 / 右手のためのソナタ(無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第 1 番)

J. S. BACH / Sonata No.1 for Solo Violin BWV 1001(for the right hand)

 

ラフマニノフ = 樋上眞生編曲 / 右手のためのエレジー

S. V. RACHMANINOV / Morceaux de fantaisie Op.3-1 "Élégie"(for the right hand)

 

ラフマニノフ = 樋上眞生編曲 / 右手のためのプレリュード

S. V. RACHMANINOV / Prelude(for the right hand)

 

C. ライネッケ / 左手のためのピアノソナタ ハ短調

C.REINECKE / Piano Sonata for the left hand in C minor op.179

 

樋上眞生 / Prière ( 祈り ) M. HINOUE / Prière 他を予定しています。また、演奏順ならびに曲目を変更する場合もございます。

演奏会翌日からのアーカイブ視聴のお申し込みについては裏面をご覧ください。 


樋上眞生 Hinoue mao

1983 年生まれ。京都市立芸術大学卒。 ウィーン留学後、同地で初のソロ リ サ イタルを成功裡に終え、モスクワ でのコンサート出演など海外での活躍を 経て、国内でも受賞歴を重ね、2013 年度 日本芸術センター年間最優秀ピアニスト として選出される。プロの演奏家として 2014 年、リャプノフのピアノソナタを 日本人では初めて収録したデビュー CDを リリース後、局所性ジストニアにより左指 の自由を失う。逡巡の末、2 015年 12 月より 世界的にも珍しい〈 右手のピアニスト 〉 として演奏、創作活動を再開し、2016年12月 リサイタル開催。2017 年には仏2都市で ジョイントコンサートに出演。2018 年 秋、世界初の右手のアルバム『源氏幻想』 を発表。2020年、左手のピアニストとして 著名な舘野泉氏が推進する「いしかわ・ 金沢 風と緑の 楽都音楽祭 2020」での共演 が決定するもコロナ感染症拡大により 中止に。新聞各紙、NHK テレビ『おはよう 関 西』、FM-NHK『リ サ イ タ ル・ノヴァ』 ほか各種メディアで活動が紹介されて いる。今回みのおてならいでは 3 回目 の演奏会となる。


 

開催レポート:Rise 右手のピアニスト 樋上眞生 演奏会

https://minohjuku.jimdo.com/report-20170519-1/


このコンサートは、カルチャー倶楽部「みのおてならい」が企画運営しています。オペラや歌舞伎、能楽などに興じ舞台や芸術から授かった多くの感動や人生の学びへの“ささやかなペイ・フォワード(恩送り)” に有志の仲間と活動を続けています。コンサート催事や生活体験講座(毎月1回)の詳細、講師募集のお知らせは公式サイトをご覧ください。

みのおてならい公式サイトhttps://minohjuku.jimdo.com/


<お申し込みについて>

演奏会にご参加いただくには事前の申し込みが必要です。下記フォームからお申し込みください。

※演奏会開催1 週間前までにご案内が届かない場合は、定員もれとなります。あしからずご了承ください。

※みのおてならい受講者の方を優先して承ります。 


「樋上眞生ピアノリサイタル Reborn」のお申込み

メモ: * は入力必須項目です


開催会場

箕面市立メイプルホール「小ホール」

箕面市箕面5-11-23